飼おうと思う犬種について
犬を迎えようと決めた時、どれほどの知識を持って決断をしますか?
一目惚れ
もうこれは全くの論外、話になりません。
犬には犬種それぞれに純血種として受け継いだ特性、性格があります。
犬種によって罹りやすい病気を理解した上で家族に迎える準備がどこまで出来ていますか?
実際に飼ってみたらヌイグルミのような外見からは想像出来ないほどに暴れん坊だったり、
気が強い犬種の場合もあるし、使役用途の犬種の場合成犬になると本当によく吼えます。
住宅環境を考慮せずに育てると、予想していた以上に大きくなった…など、
知識不足からくる本末転倒な結果が出る事態が多くあります。
飼育環境
ペットショップの店員が言います。
「このワンちゃんは小型犬で散歩は必要ないですよ。運動は家の中で十分です」
これも論外、全く話になりません。泣けてきます。
すべての小型犬が屋内犬向き、というわけではありません。
中型、大型犬であればなおのことです。
外国にある広大な敷地、広い間取り住宅でこそ過ごせるべき犬種が、
日本の住宅事情に果たしてそのまま当てはまるものかどうか…。
犬種各々の持って生まれた思考、必要とする運動要求量は成犬になると顕著に現れます。
満足感を達成出来ない犬は問題行動として様々な行動を取ります。
吠えまくる、物、人に噛みつく、突然暴れだす…。
それは犬のせいでもなく、もちろん躾の問題でもありません。
単純に飼育環境がその犬種にとってミスマッチなだけ、選んだ人間が悪いんです。
犬を迎えてから居住環境を替えることはなかなか難しいです。
戸建に引っ越す、地方に大きな家を購入して移り住む…
実際に行動してしまった人も確かに居ますが…。
犬を迎えたいと思ったら、
自分自身の生活の中で環境をしっかり想定し、
それに見合った犬種を選ぶことが大前提、はじまりの一歩だと思います。
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