犬を選ぶ

犬を選ぶ②

学習能力の高い犬を迎える場合について

学習能力の高い犬を飼う=躾しやすい犬=飼いやすい犬=自分が楽になる

こういう都合の良い解釈だけは絶対にしないようにして欲しいものです。

浅慮な判断は犬を不幸にし、自分も苦痛となり、強いては家族も殺伐とします。

自分の身の丈、飼育能力、家庭条件、環境に見合った犬を選びましょう。

 

犬の学習能力が高い事は皆様ご存知の通りです。

しかしながら、犬は学習能力が高くても人語を理解することは出来ません。

コマンドや発する言葉を『音』で理解しているのです。

勘違いしている飼い主は、

「うちの犬は言葉をよく理解している」と言います。

でも、それは言葉の意味を理解しているのではなく、

発せられた言葉(音)を日々の行動パターンと連携、関連付けして判断し行動しているのです。

人語で犬に指示してはダメと言うのも聞きますが、

訓練士だあろうとドッグトレーナーやハンドラーだろうと人語で意思を伝えている場面、多いです。

ツケ、マテ、スワレ、コイ、モッテコイ、オソエ、ゴー、イケナイ…、

人語というよりも会話文で伝えては駄目だと言う方が適正だと思います。

音で伝える(教える)為、余計な言葉は必要ありません。

ただし、犬に語りかけながら空気を和ませる、雰囲気を作る、これは有りです。

縦割りしつけ教室が全ての犬に適合しているわけありません。

犬にも性格や意思があります、

しつけにも白キャンバスに教えていく刷り込み、

方向性を誤った犬を正しい方向にあらゆる方法を用いてでも治す矯正と、

置かれた状況で手法は全く異なります。

完全服従が絶対だと主張するタイプの人間こそ、

ご自身が他人に完全服従させられた方が良いかもしれません。

服従とは決めたルールを守らせることであり、力や圧力でねじ伏せるものではあありません。

人の顔色を伺い腰の引けた犬の姿ほど寂しいものはありません。

人間にチェーンチョークを装着して力づくで引っ張れるのであればどうぞ、ということです。

 

カテゴリーが違ってしまいました。。。

 

要するに、犬が人の意思や指示を適正に判断して指示に従って動いているのは結果論であり、

音と飼い主の行動を常に見て(観察学習して)いるから動けるのです。

 

つまり、能力が高いほど飼い主自身のスキル、知識が問われると言えます。

しつけし易い犬が良いと言って、

ボーダーコリーの様なスペックの高い犬種を選ぶ場合がありますが、

人間がスペックに追いついておらず、頼りにならなければ全く意味がないのです。

犬が不幸であると同時に周囲、他人にも迷惑を掛ける結果に繋がります。

能力の高い犬種を迎えたいのであれば、

同等以上のスキル、知識…いわゆる力量を飼い主が持たなくてはなりません。

犬を迎えてからドッグスクール、しつけ教室に行く。

一般的には有りがちなパターンですが、実際はそうではないのです。

自信を持って立派な飼い主として犬を迎えられるように

事前にしっかり頭で勉強し、体で学んでおくことが必要です。

たくさんの犬とふれあう機会を作って体で覚えておく、これが必要です。

犬は飼い主(家族)の行動を見て、観察して学習しています。

頭の回転が良い犬だと、

頼りにならない相手(家族)だと判断すると自立、独立独歩しようと頭を働かせます。

種が異なる相手なので人間を服従させようとは考えませんが、

いざという時に力や歯で誇示しようとはするでしょう。

自分に自信が無いのであれば、

身の丈に適した犬種を選ぶことをオススメするのはこういう理由があります。

 

ボーダーコリーを迎えるのであれば、

迎える以上は犬以上の知識を身につけること。

犬とのトレーニング時間を十分作れないといけません。

時間的にも、

金銭的にも、

何よりも飼い主自身の揺るがぬ決意とモチベーション維持、

犬に対する能力も伴っていないとなりません。

でも、誤解してはいけません。

自分はもう高齢だから…、

運動は苦手だから…

アクティブなボーダーコリーをしっかり飼ってあげられない…。

これは大きな間違いです。

ドッグスポーツに於いて、犬と同等以上の運動量を人間が必要とするものはありません。

確かにエクストリームは走ります。アジリティなど比較になりません。

でも、犬と同じ距離、ボリュームを走ったりすることはありません。

犬の運動にも様々なものがあります。

広場でボール遊びだけでも運動になっています。

これもまた別の機会に書こうと思います。

つまり問題なのは、今度は飼い主自身の体力ではなく、知識と言えます。

犬を安心させられ、満足させられる知識、スキル(力量、能力)を持てば、

ボーダーコリーでも立派な家庭犬として安心で楽しい、HAPPYな毎日を一緒に過ごすことが出来るのです。

他にも欲求運動量の豊富な犬種としてレトリーバ系、

活発に走る犬種にウィペット、グレイハウンド、ボルゾイ、サルーキ等、ハウンド系の犬種もありますが、

指示に従いつつも自分自身で判断して行動するボーダーコリーとは全く違うので、

運動量豊富というくくりだけで決めつけないほうが賢明です。

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